TOP > ファイナンシャル・サービス > 不良投資資産
不良投資資産
不良投資資産
- リスクとは、「ある事象の変動に関する不確実性」であり、不確実性があるために予想外の損失を生じることがあります。たとえば近年の金融危機、バブル崩壊、通貨危機などはリスク・マネジメントの想定を超えた価格変動が起きたために、投資家に多大の損失を与えることになりました。
- 2009年には、私立大学がデリバティブや不動産投信などの金融商品で資産運用をし、多額の評価損を出しているという記事がありました。 金融商品による資産運用は米国の私立大学では当たり前のように行われています。一方で、国内の大学では金融商品投資のノウハウの蓄積がないうちに、卒業生からの寄付金や授業料をリスクの大きい資産運用資金に充ててしまったようです。
- 近年では、時価評価会計の適用により、資産の減損を計上することになりました。損失額は単なる「評価損」では済まなくなっています。
- 事業者が抱えるリスクは、おもに以下のように分類されます。金融リスクと事業投資リスクは、リターンを得るために選択的にとるリスクであり、その他は損失だけが生じるリスクであると分類することができます。
金融リスク
1.市場リスク(分散投資によって緩和できるもの)
- a. 価格変動リスク
- b. 流動性リスク
- c. カントリー・リスク(発展途上国への投資など)
2.固有リスク(分散投資によっても緩和できないもの)
事業投資リスク(経営者自ら判断するリスク)
- 1.事業環境の変化(製品市況、原材料市況など)
- 2.規制強化、法制度の変更など
- 3.景気変動
- 4.競合企業、代替物の出現
- 5.カントリー・リスク
与信リスク
- 1.与信先のデフォルトリスク
ハザードリスク(外来的リスク)
- 1.紛争(戦争・紛争、暴動・テロなど)
- 2.天災
オペレーションリスク(内在的リスク)
- 1.製品事故
- 2.情報漏洩
- 3.情報機器の故障
- 4.社内不正
ビズアーチの不良投資資産の進め方
- ビズアーチのファイナンシャルサービスでは、おもに金融資産の下落リスクを定量的に評価し、アドバイスを行います。